U12/7.8(土)八雲台戦「オフの動き」
『オフの動き』
サッカー用語です。
オフの動き、といっても、休日の行動ではありません(笑)
オフ・ザ・ボール、といいます。
ボールに関与していない時の動き、つまり準備のポジショニングのことを言います。
サッカーの局面は、大きく4つに分けて考えます。
・攻撃をしている時
・攻撃から守備へ切り替える時
・守備から攻撃へ切り替える時
・守備をしている時
これしかありません。
で、重要なのは、この切り替えの場面なのです。
ここで、オフ・ザ・ボールの動き、が出てきます。
ボールを持っていない時に、どれだけ汗をかけるか、と表現すると分かりやすいですね。
人が見ていない場面で頑張る、というプレイです。
オフ・ザ・ボールの、反対は、オン・ザ・ボール、です。
これはボールに関与している時に、どういったボールの動かし方ができるか、ということです。
技術的なこと、と言うと分かりやすいですね。
さて、ここでもバランスが大切です。
ボールを持っていない時にいい動きが出来ても、いざボールがきたときにうまくコントロールしたり、ドリブル、ファーストタッチが出来なければ、やはりいい選手とは言えません。
その反対に、ボールを持った時に活躍できたとしても、ボールをもつ前の準備段階で、足を止めているようであれば、ボールをいいかたちで受けることができません。ディフェンス面でも通用しません。
ジュニア年代のはじめは、ボールをどう扱えるか、という、オン・ザのところに焦点が当てられます。
ですが、高学年からは、オフ・ザのところがとても必要で、中学生や高校生では、たいしてボール扱いが上手くなくても、大活躍する選手がどんどん増えてくるのです。
「地味なのに上手い!」
「この選手、絶対必要なんだよ!」
という選手です。
日本代表にも何人もいますよね、いつも監督に信頼をおかれている選手。
視聴者泣かせの、縁の下の力持ち的な選手。
と、いうわけで、僕たち指導者は、そういったオフ・ザ・ボールの動きに着眼して、コーチングしたり、スターティングメンバー選考をしたり、しています。
と、いう話でございました。
暑さのグラウンドで、足が止まる、適切なポジショニングが取れなくなる、よい経験をした試合でした。
技術があっても、それを活かすのは、準備なのですね。鉛筆を削っておかないと、いい勉強はできません。
徐々にこういった暑さの下での試合にも慣れていくでしょう。
慣れていった先に、いまより優雅に試合を進められる、そんな試合がお見せできるといいな、と思っています。
テクニックも、動きも、どっちも伸ばしていかないとですね。
そして、もっともっとサッカー脳を肥大させて、よいフットボールが出来るといいな〜っと。
あたたかい応援、細やかな心配り、にいつも感謝しております。2試合目が出来なかったことは残念でしたが、幸運だったかも、と収めておきたいと思います。
今日も、応援ありがとうございました!!
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リハウスリーグ後期
第1節
八雲台
○2-1
MVP
大飛
→苦しいシーンでキープや突破を繰り返してくれた。そのプレイはチームを助けたね。ありがとう!
準MVP
翼
→攻撃的なセンターバックはなかなか出来るもんじゃない。危ないシーンを片脚で止めたり、と存在感を見せてくれた。ありがとう!
朱音
→決勝点は、やはり頑張ったドリブルの、神様のご褒美。チャギントン、あ、いや、トーマスの優秀選手としてのプライドのようなゴールだった。ありがとう!
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- 2017.07.11 Tuesday
- 橋口コーチ
- 07:15
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